いかを捌く
初めていかを捌いた。
つるつる輝くするめいかの胴体に
人差し指を突っ込んでずるり、と出す。
グロテスクなはずなのに間が抜けている。
ヒトに食べられるために生まれてきたような造形。
獲物の目に感情がないことで得られる安堵。
捌いたいかはおからと炊いた。
とても美味だった。
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息子が生まれてから、あまり映画を観ていない。
年に3、4本観ていれば良い方、数えてないけど、
たぶんもっと少ない。
学生時代は週に一本は必ず観ていたのに。
最近は同じく読書もすすんでないけど、
映画は気軽に観てもええんちゃう、
と六月の予定表を眺めながら、
空いた時間は映画を観ることにする。
「ナイト・オン・ザ・プラネット」
キャップ・懐中電灯・よれた服・タバコ。
このシーンにはないけどナス型のサングラスも。
そんな要素ばかりなのにどうしたらこんだけ可愛くなるのか。
妖精か。
一癖あるヒロインの描き方をしてる映画が好きかもしれない。
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数日は歩きながらギルスコットヘロンを聴いています
スポークンワーズとパーカッションだけの曲を何べんも聴いて
これを日本語で、女性の声でやるとどうなるのか
ピントを合わせに行ってるところ。