傘がない、
六月の雨の金曜。
雨が降ると街の匂いが濃くなる。
今朝は思いのほかさらっとしているし空気が冷たい
このところかなり暑かったけれど
まだ夏じゃないのだな
つけた人自身の香りが強くなる香水、
そんなのあったら困るのかもしれないけど
雨が連れてくる匂いはうれしい
読みたい本はたくさんあるのに追いつかない
今読みたいのがこの本。
を読むと、「傘がない」が「I've got no umbrella」
じゃなくて「No umbrella」に訳された経緯なんかが書いてあって
それだけでもう意識がとてもとても深いところに入っていきそう。
などと書いてるうちに雨脚が強くなってきた
長靴とそれに合う膝丈のスカートを出す
会いにいく人はいない
去年気に入ってた傘の骨は、ずっと折れたまま