続・となりの詩人妻

関西を中心に活動中。朗読する詩人・河野宏子のブログです。

ご来場ありがとうございました

昨日はソロライヴへのご来場ありがとうございました

新作ばかりで1時間、と

わたしにとっては未踏の境地でしたが

思いのほかすんなりと形になり

自分がいちばん驚いていたりします

 

ちょうどいい自分のペースで駆け上がっていたら

いつの間にかたどり着いた、見晴らしの良い場所でした

 

【作品ラインナップ】

「朗読する詩人」

イントロダクション。

これは、以前からのスタイルの詩でした

 

「問いかける詩人」

最近ずっと考えている、

女が年齢を重ねていくこと について

プレゼンテーションのような形にしてみました

 

「口をつぐむ詩人」

クイズのように問いを出し、詩に入る

ということをやってみたかったのです

一方的でない詩の投げかけ。

 

「対話する詩人」

落語の形式を借りて書きました

関西弁、対話、身振りも少し入れました

ソロライヴでしかできないこと。

形式を借りることで、落語の持つ

人の業への包容力も帯びたような。

 

「時計を見る詩人」

「眩しがる詩人」

どちらも公募落選作。

 

「祈る詩人」

人生の大切な瞬間、忘れないんだけど

より忘れなくするための詩でした

 

秋の夜 海のそばで

ロックバンドの爆音を聴いたあと

防波堤を歩きながら 過去と未来の誰かに 

小さかった あなたとわたしに

しわくちゃになった あなたとわたしに

そしてわたしたちの かわいい子どもたちに

 

見えない大きな旗を掲げてみせるような気持ちで

これでいいんだって思ったよ

わたしはずっと誰かになろうとしてたけど

これでいいんだって

 

 「祈る詩人」より引用

 

 

 

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写真はいただいたお花。ピンク💓